OLYMPUS 35DCと言うフィルムカメラを購入してからと言うもの、ドップリと沼にハマっています。
撮影するのはもちろんの事、関連する雑誌やサイトにも目を通すようになりました。
本来ならこの1台で十分なわけですが、いろいろな情報を見ていくうちに気になる個体が次々と見つかり、気づけば手元には多くのフィルムカメラが集結していました。
今回は『手持ちのフィルムカメラ紹介』をしていこうと思います。
フィルムカメラ紹介
私のフィルムカメラコレクションと言いましょうか、現在5台のカメラを所持しています。
当然すべて中古で購入し、一部カメラに関してはオーバーホールに出しています。
どれも古いカメラになりますが、今でも普通に使える状態となっています。
古いフィルムカメラでも、1度修理してしまえば余程のことが無い限り使い続けることができる『頑丈さ』が魅力です。
多種多様な本体デザインも見ていて飽きないですね。
「1台と言わず何台も所持したくなるこの気持ち」
なんとなく分かってもらえたりしませんか?
OLYMPUS 35DC
私をフィルムカメラ沼に陥れた張本人と言うべきカメラが『OLYMPUS 35DC』です。
ピントさえ合わせてしまえばあとはカメラが調節してくれるので、入門機としても最適なカメラと言えますね。
このカメラに関しては別記事で紹介しているので、そちらをチェックしてもらえると嬉しいです。
KONICA ⅡA
1956年に発売された『KONICA ⅡA』
以前の持ち主がオーバーホールをした状態で売りに出してくれていたので、買ってすぐに撮れる状態で譲り受けました。
とにかくこのメカメカしい作りが気に入っています。
レンズは『HEXANON48mm F2.0』が付いていて、絞りやシャッタースピードを変更するレバーも含め、カメラ全体が機械って感じがして良いですね。
見た目はコンパクトながら重さが720gもあり、専用ケースが無いとネックストラップを付けることができないので、今の状態だと持ち運びに不便さを感じています。
テスト試写した際の1枚ですが、写りとしては大満足。
完全マニュアル操作になるのでパシャパシャと気軽に撮るようなものではなく、じっくりと合わせて魂心の1枚を撮るようなカメラですね。
オートハーフ E
1966年に発売されたハーフカメラ『オートハーフ E』
普通のフィルムカメラと違い、1コマに2枚写すことができます。
24枚撮りだと48枚撮影できることになりますね。
ハーフカメラと言えば『OLYMPUS PENシリーズ』が売れに売れたようですが、私はこの変わったデザインが気に入りオートハーフを購入しました。
露出は本体内臓のセレン(今で言う太陽電池のようなもの)が検知して適正を判断してくれますが、大体のものは経年劣化から反応しません。
私の購入したものも無反応だったので、電卓に使われている太陽電池に入れ替えてみましたが、慣れないことをした為に微妙な結果に終わっています。
このカメラの面白い仕様としては、フィルムの巻き上げをゼンマイが行ってくれるところです。
シャッターを切れば自動でフィルムを巻いてくれるので、すぐに次の撮影に持っていけます。
当時はこれを自動化としていましたが、ゼンマイが切れてしまうと巻く必要があるので、今としては手動扱いされるでしょうね。
通常より多く撮れるのは魅力的なんですが、36枚撮りのフィルムなんかを使ってしまうと72枚も撮らないといけなくなるので、使うタイミングが逆に難しいカメラとなっています。
Rollei35
1967年に発売された高級路線のフィルムカメラ『Rollei35』
このカメラは今でも人気で状態にもよりますが、相場も結構高値で取引されています。
本体はドイツ製で、レンズは『Carl Zeiss tessar f3.5 40mm』となります。
Rollei35は製造年数に寄って本体の生産国やレンズの種類が違い、私の持つ仕様のものは人気の高いものとなっています。
そんな人気のある機種をヤフオクで14000円と言う破格値でゲットしました。
当然安いからには理由があり、「ノーメンテ・長期倉庫保存」と手元に来ないと状態が分からないものでした。
一種のガチャ的な感じで買ってしまったわけです。
しかし確認してみると、ファインダーのコーティングが少し剥がれていたり、露出計が少し誤差がある程度で、それ以外はちゃんと動く個体でした。
本来なら不具合の見られるところはメンテナンスしてもらいたいところですが、高額でかつ交換ユニットが手に入りにくい理由からそのまま使うことにしました。
それでもちゃんとこのように写し出してくれているので当たりを引いたかなと思っています。(ピントが合っていないのは私の設定ミスです)
GR1
1996年発売とフィルムカメラとしては新しいほうに入る『GR1』
最新機種も発売されているGRシリーズの元祖と言うべき機種になります。
中古の場合は液晶が表示されないものが多いようですが、これはちゃんと稼働します。
しかし本体外装はボロボロで一部は剥げて地が見えています。
でもRICOHの開発者は、「新製品だからというだけで買い換えなくてもいい、ボロボロになるまで使い込んで欲しい」とコメントしています。
そう考えるとこのGR1は理想的な使い方をされてきたんだなと思いますね。
前の持ち主の意思を受け継ぎ、更にボロボロになるまで私が使っていこうと思います。
問題は交換部品が無いので壊れたらそこで終了となってしまうこと。
このカメラがどこまで頑張ってくれるか分かりませんが、悔いのないように使ってあげましょう。
ASAHI PENTAX SP
冒頭では5台と言っていますが、1964年に発売された『ASAHI PENTAX SP』が追加で手元に来る予定です。
現在オーバーホールに出しており、引き取りは来年になります。
これまで紹介してきたカメラと違い『レンズ交換式』のものになり、本体と合わせて付属のレンズもオーバーホールしてもらっています。
状態は非常に悪いものでしたが、直せば使えると言うことで出した次第です。
フィルムカメラは面白い
撮影の楽しさはもちろんの事、個々に使い方が違ってくるので触るだけでも楽しませてくれます。
今のカメラと違って写す際の苦労はありますし、現像・プリントしないと何が写っているか分からない不便さはあります。
でもそれもフィルムカメラの面白さでもあるので、ハマればデジタルより撮影する機会が増えるはずです。
古いフィルムカメラも捨てがたいですが、今でもフィルムカメラは発売されています。
使いやすいように作られているので、物は試しで挑戦してみてもいいかもしれませんね。
おわり