私はこれまでCANONのEOS Kiss X5を愛用してきました。
発売は2011年と古いながらも十分に綺麗な写真を残してくれます。
でもそろそろ今のカメラを触ってみたいと思うようになり、最新機種を1台買おうと決意します。
ベースは一眼か、それともミラーレスか。
センサーサイズはAPS-Cか、マイクロフォーサーズか、はたまたフルサイズか。
メーカーは同じCANONか、それとも別のメーカーに乗り換えるのか。
カメラ本体を買うだけでも悩むべきポイントは多いですね。
そして安い買い物ではないのも悩みのタネとなります。
最新機種を買おうと決めてから悩みに悩むこと数ヶ月。
「これだ!」と思う1台が発売され、購入することにしました。
それがFUJIFILMから発売中の『X-Pro3』になります。
今回は発売したばかりの最新機種、X-Pro3の開封を行っていきたいと思います。
FUJIFILM X-Pro3 DRブラック開封レビュー
CANONから富士フイルムに乗り換える形でX-Pro3を購入しました。
本体の性能や機能面もですが、富士フイルム独自のフィルムシミュレーションを試してみたいと思ったのが購入の決め手となりました。
X-Pro3は本体のみで発売されているため、キットレンズはありません。
別途レンズを購入する必要があるわけで、初回にかかる必要は正直財布に優しくありませんでした。
本体価格は26万円!
私はX-Pro3をヨドバシカメラで予約購入したわけですが、本体価格は驚きの26万円!
ちなみにセンサーはAPS-Cになるわけですが、この金額ならソニーのα7Ⅲなど型落ちフルサイズが余裕で買えてしまいます。
ここにレンズ代も加わり、今回の初回費用は約28万円となりました。
やはり大きな買い物をする時はポイント還元率の大きいヨドバシカメラに限りますね。
本体以外はポイントを上手く利用して安く済ませることができたのが救いでした。
カメラを趣味にしている人からすれば「そこは金額ではない」と言う方も居るかもしれませんが、私のようなライト層からすれば清水の舞台から飛び降りるくらいの覚悟を決めた買い物となったわけです。
デュラテクト加工された美しいボディー
さぁ御覧ください。この美しい本体を。
これが今回購入したX-Pro3のDR(デュラテクト)ブラックになります。
先行して発売されたブラックモデルはチタンのみですが、あとから発売されるDRブラック・シルバーにはデュラテクト加工が施され、高い硬度から傷に強い作りとなっています。
余程強い力が加わらない限り本体に傷は付かないそうなので、半永久的にこの美しさを保つことができるようです。
逆に傷などのエイジングを楽しめない点からブラックを選ぶのも選択肢としてありましたが、カメラにこの加工をしてしまう面白さからこのモデルを選んでみました。
背面モニターを隠す斬新なデザイン
さて本体の使用素材と同じく、もう1つ注目しておきたいのが『背面モニター』です。
X-Pro3では背面モニターを隠すように内側に配置されています。
これは設計ミスなどではなく、写真を撮ることに注力させるための仕様となっています。
デジタルカメラで撮影をすると1枚撮るごとに液晶部分で写りを確認していました。
しかしその間にもシャッターチャンスは訪れ、確認している間に逃してしまう。
そうしたことを無くすためでもあり、カメラで写真を撮る本来のスタイルに戻るためにこうして液晶を隠してしまうデザインとなったようです。
しかし残念ながらこの仕様が万人受けするなんてことはなく、賛否両論意見が分かれる結果となりました。
私は面白いと思いましたし、最近だとフィルムカメラを使う機会が増えたこともあって、むしろこっちの方が合っている気がするのでマイナスポイントにはなりませんね。
▼開発者にきく「FUJIFILM X-Pro3」のデザイン:なぜ背面モニターが見えないデザインなの?▼
背面ボタンは多い?少ない?
X-Pro2と比べると背面ボタンが減っている点についても意見されています。
私は今回が初ってこともあり、ボタンの数に関して不便さは感じていません。
Fnボタンも3つ有りますし、シャッタースピードやISO感度、感度設定も上部のダイヤルで変更できます。
「必要最低限あればいいんじゃない?」と思うのですが、最近のカメラ操作や前モデルで慣れてしまっている人からすれば不便さを感じるポイントなのかもしれませんね。
はじめてのデュアルスロット
ここは個人的に初めてって事で注目したのが、SDカードが2枚挿せる『デュアルスロット』仕様であること。
1枚をメインにし、2枚目をバックアップもしくはRAWデータを保存する使い方ができるようになっています。
今までは撮って出しばかりでしたが、RAWデータを保存しやすくなったわけなので現像も楽しめるようになりそうです。
付属品レベルではないクロス
店舗などで富士フイルムのスタッフの方と話をしている際に本体以外で力を入れている部分として付属の『拭き取り用クロス』の話題が出てきます。
これはX-Pro3すべてのモデルに付属するものですが、付属品にするレベルではない高級なクロスとなっているようです。
大きさも本体をスッポリ包めるサイズとなっています。
これの良さは実際に触ってみないことには伝えるのが難しいです。
店舗でお願いすれば触らせてもらえると思うので、1度試してみてください。
確かに触ってみると高級感があるように思えるはずなので。
兎にも角にもX-Pro3で撮ってみた
開封レビューなので「開封して終わり」でもいいんですが、やはり撮った写真も紹介したいところ。
早速レンズを本体に装着して写真を撮りに行ってきました。
最初に選んだレンズは『XF23mm F2 R WR』になります。
換算35mmで人の目で見たものに近い画角で撮れる単焦点レンズです。
ステッピングモーターを内蔵しているのでAFも早く、何より小さくて軽いので本体と合わせて持ち歩くのに苦にならないのが良いですね。
クラシックネガ
X-Pro3から新しく搭載されたフィルムシミュレーションの『クラシックネガ』撮って出しです。
Velvia
フィルムシミュレーションのVelvia(ビビット)撮って出しです。
ETERNA&Astia
フィルムシミュレーションの左がETERNA、右がAstia撮って出しです。
AstiaはYeになります。
クラシックネガが楽しすぎる!
フィルムシミュレーションはどれも面白い感じになりますが、その中でもクラシックネガはX-Pro3だけに用意されたものなので、これで撮りたいがために買う人も居るほど注目されているシミュレーションになります。
昭和チックな風景は雰囲気を増してくれますし、意外と植物も「綺麗」とは違った見せ方をしてくれますね。
とは言えクラシックネガが万能なわけではないので、シーンごとにフィルムシミュレーションを使い分けて撮影していこうかなと思います。
もしイメージと違ったとしてもRAWデータの現像で自由自在に調整できるので、そこまで気にする必要はないですけどね。
る〜子のまとめコメント
新しいカメラを触ってみたい欲求に身を任せた結果、すごい金額になってしまいました。
しかし撮影しているとそれを忘れさせてくれますし、「買ってよかった」と思わせてくれるカメラでもあるので後悔はしていません。
これから長い付き合いになっていくので、どんどん撮ってカメラライフを楽しんでいこうと思います。
おわり