大阪を代表する動物園と言えば『天王寺動物園』になります。
小さい頃は親に連れられよく行ったものです。
「大阪で唯一コアラを飼育している動物園」としても知られているようで、コアラの『アーク』を目的に来られる方も居るようです。
しかしここで残念なニュースが飛び込んできたので紹介しておきます。
大阪で唯一のコアラが居なくなる
来月10月にアークはイギリスの動物園に受け渡しが決定したそうです。
理由としては「繁殖に協力するため」との事。
天王寺動物園では、平成28年6月以降はアーク1頭のみの飼育を続けてきましたが、この度、ヨーロッパにおける南方系コアラの繁殖計画に協力するため、ロングリートサファリパークからの希望を受けて、繁殖経験のある「アーク」を移動させます。
なお、平成27年に策定した当園のコレクション計画で、国内2園だけで南方系コアラを将来的に繁殖させて維持していくことが困難であること、将来的に維持困難な種に要する高額なユーカリの栽培管理費が負担となっていることなどから総合的に判断しコアラ等を「撤退種」として位置付けています。
天王寺動物園にはピーク時で9頭のコアラが居たようですが、今ではアーク1頭だけになり、このままだと繁殖もできません。
コアラの寿命も飼育下では15〜20年とされている中、アークは今12歳ですから動くなら早いほうがいいですしね。
エサ代が年間で3000万円
「繁殖に協力するため」と言いながら、別の理由としてはエサ代が年間で3000万も必要となる事が大きいのではないかなと思います。
しかもこのエサ代はアーク1頭に対しての金額になるので、他の動物と比べると割りに合わないのかもしれません。
天王寺動物園の入場料は大人500円・小中学生が200円なので、この入場料でエサ代を賄うのは大変です。
むしろ今までよくやりくり出来てきたなと関心すら覚えます。
アークの後任は?
動物園の目玉の1つが今回出園してしまいますが、アークの後任として上海動物園からオスのジャガーがやってくるそうです。
お披露目は9月28日からとなっています。
コアラと比べるとジャガーのインパクトは正直薄い気がします。
ライオンやトラが居る中でのジャガーですからね。
名前についてはまだ決まっておらず、9月28日から10月14日まで投票を受け付け、10月19日に決定した名前の発表会及びお誕生日会が行われます。
ちなみに名前は5つの候補が挙がっています。
- ロン:上海動物園より来る際、担当者から強い子であるという意味で「ストロング」と紹介されたことから考案しました。
- ジャガ吉:日本風の男の子の名前をイメージし考案しました。
- トライ:現在開催中のラグビーワールドカップ日本大会にちなみ、強くタフであってほしいという思いを込め考案しました。
- アーグア:ポルトガル語で「水」を意味する言葉で、水辺に生息したり、水中で狩りをすることもあるジャガーにちなみ考案しました。
- プラトー:ポルトガル語で「高原、台地」を意味する言葉で、力強く雄大なイメージで考案しました。
個人的には『ロン』か『トライ』が無難かなと思います。
変にこだわったものだと浸透しづらいですからね。
名前の投票は天王寺動物園内のジャガー舎前に掲示される、二次元コードを掲載したポスターから行えます。
る〜子のまとめコメント
夕方のニュースでアークが居なくなることを知りましたが、中には涙しながらインタビューに答えている人も居たので、天王寺動物園を愛してやまない人からすればショックだったんでしょうね。
動物園自体は今後も運営していくわけですから、カメラ片手に動物の写真を撮りに行きたいと思います。
おわり