誰しも「一生のうちに1度は経験しておきたいこと」ってありますよね。
滅多に経験できないことなわけですから、チャンスが有れば率先して行かないといけませんよね。
今回はそんな一生に1度しか経験できないかもしれない体験をしたお話です。
万博のシンボル「太陽の塔」
もしかしたら「太陽の塔」って言われてもピンッと来ない世代も今では珍しくないのかもしれませんね。
この写真を見ればすぐに分かるんじゃないでしょうか。
漫画「20世紀少年」の中にも登場する特徴的な建造物です。
この塔は1970年に開催された日本万国博覧会(通称:大阪万博)のシンボルとして作られました。
これをデザインしたのは芸術家の岡本太郎氏。
万博開催時は実際にこの塔の中を行き来できていたようですが、終了後は開放されること無く封印された状態でした。
しかし今年に入り、48年ぶりの一般開放が実現します。
太陽の塔の内部に潜入してきた
48年ぶりの内部公開なんて貴重な体験を逃すわけにはいきません。
という事で、太陽の塔の内部公開へ行ってきました。
参加するには事前に予約が必要ですが、この予約もほとんどが埋まっています。
平日・休日関係なく埋まっているくらいなので、反響は凄いみたいです。
内部は撮影禁止
分かりきっていましたが、太陽の塔の内部は撮影禁止です。
フォトスポットのような場所も無いので、しっかりと目に焼き付けるように見てきました。
太陽の塔の中にある生命
口頭では説明が難しいアートの世界なので、パンフレットを用いて塔の中を紹介します。
太陽の塔の中には、高さ約41mにもなる「生命の樹」というオブジェがあります。
これは生命の進化をテーマに作られていて、アメーバから始まり、クロマニョン人までの進化過程が表現されています。
33種類のいきもの
この生命の樹には「33種類のいきもの」が順を追って配置されています。
中でも印象深かったのはゴリラですね。
他の生物模型は修復・復元された状態で配置されていましたが、ゴリラだけは修復されていない状態で配置されています。
頭部と足の部分はダメージを受けた状態のままで、頭部に関しては中の機械部分が丸見えの状態でした。
このゴリラの模型は万博開催当時は機械で動いていたようです。
当時を知ると言う意味で、あえて手を加えていないと言うことでしょうね。
進化の過程と時の流れを一緒に味わえた気がしました。
4つの顔
太陽の塔には4つの顔と言うものがあるのをご存知でしょうか。
- 未来を象徴する「黄金の顔」
- 現在を象徴する「太陽の顔」
- 過去を象徴する「黒い太陽」
普段見れるのはこれら3つですが、この内覧会では4つ目の顔である「地底の太陽」も見ることが出来ます。
しかしこの地底の太陽は万博終了から現在までオリジナルの所在が分かっていません。
塔の中に展示されていたのは資料を元に作られたレプリカです。
全長11mもの大きなものが探し出せないなんて、不思議な話ですよね。
不思議と不気味の空間世界
見ていて思ったのは、不思議な空間であり不気味な雰囲気を持ち合わせた世界観だったなと言うことですね。
照明も薄暗く、BGMも神秘的な感じのものが流れいています。
何よりオブジェが当時のリアルさを再現しているので、大人の私でもちょっと怖い感じがしました。
これもアートが生み出す不思議で不気味なものなのかなと思いましたね。
万博記念公園は観光にピッタリ
大阪に来た際は万博記念公園で太陽の塔を生で見るのもいいかもしれませんね。
天気の良い日に太陽の塔を見て、公園内を散歩なんてどうでしょう。
私が行った時にはバラが満開の時期だったので、多くのバラが見頃を迎えていました。
近くにはNIFRELと言う水族館もありますから、観光にピッタリなスポットですね。
る〜子のおしまいコメント
万博終了から45年ぶりに公開となった太陽の塔の内部。
次に見れるチャンスがあるか分からなかったので、見に行けて良かったです。
予約を取るのが難しいかもしれませんが、公開されている今の間に時間を取って見に行ってみてはどうでしょうか。
おわり
ガジェレポ! (id:gadgerepo)さんの内覧レポートも紹介しておきます